生理不順にも効果的

女性の生理は、ふたつの女性ホルモン、プロゲステロン、エストロゲンによって、25日~30日程度の周期で繰り返されます。
しかし、様々な要因で、この周期がずれてしまうことがあります。
これを月経不順とよびます。

月経不順の原因は大きく下記のようなものがあります。
①思春期などに性ホルモンのバランスが不安定なためにおこる頻発月経。
②ストレスや生活習慣の乱れで、ホルモンバランスが乱れるために起こる月経不順
③過度のダイエットの影響
④更年期が近づき、卵巣の働きが衰えるために起こる月経不順
⑤子宮や卵巣の疾患による乱れ

①は、特に気にする必要はありません。
一般に初潮を迎えてから、月経周期が落ち着くまで、一定の期間を要します。

②については、健康的な食生活、睡眠習慣、適度な運動を心がけ、ストレスをためないようにします。
女性ホルモンは、脳にある視床下部が、脳下垂体を刺激することにより性腺刺激ホルモンが卵巣に分泌され、最終的にエストロゲンが分泌されます。
強いストレスを受けると、自律神経が乱れ、卵巣への指令が上手く伝わらず、月経不順につながります。

③は、生命の危機を感じるほど体重が低下すると、卵巣の働きも鈍くなり、月経が最終的には止まってしまいます。
必要に応じて、カウンセリングなどをうけるのも効果的です。

④は、自然現象といえます。
しかし急激な女性ホルモンの低下のため、ほてりやイライラ、関節痛、頭痛不眠など、いわゆる更年期障害がおこることがあります。

⑤は、長引く生理だと思っていたのが、子宮筋腫や卵巣がんなどによる不正出血だったという場合もあります。
早急に、婦人科を受診しましょう。

大豆イソフラボンは、②③④などの生理不順に効果が期待できます。
イソフラボンはエストロゲンに非常に良く似ているので受容体と反応し、生理の乱れを整えます。
しかし、サプリメントなどで大量にとると、⑤のようなケースでは、疾患を悪化させてしまう場合もあります。
健康的な食生活から、適度な量を摂取しましょう。